真夜中の弥次さん喜多さん(2005)

脚本も手がけている俳優の宮藤官九郎初映画監督作品で、歌・ダンス・お色気・何でもありのシュールな時代劇コメディー。しりあがり寿による日本の漫画、および同作品が原作。監督:宮藤官九郎、キャスト:長瀬智也、中村七之助、阿部サダヲ、小池栄子、柄本佑ほか

真夜中の弥次さん喜多さん(2005)のあらすじ

ワイルドで男らしい弥次郎兵衛(弥次さん)(長瀬智也)と美貌の役者・喜多八(喜多さん)(中村七之助)は、ディープに愛し合う恋人同士。しかし弥次さんには妻(お初)(小池栄子)がおり、一方の喜多さんは重度のヤク中で、“リヤル”を実感することが出来ずにいた。ある時ふとした弾みでお初を死なせた弥次さんは、喜多さんを伴って薄っぺらな江戸の町を飛び出し、参拝すれば全ての困難が昇華するお伊勢様を目指して“てめぇ探しの旅”に出発する。

しかし、行く手には笑いをとらないと通れない関所、おはようからおやすみまで全ての言動を歌い踊ることで表現しなければならない町、アーサー王のとろろ汁屋など奇天烈な関門が待ち受けていた。そして、ついに名峰富士の絶景が拝める吉原にて、最大の試練が降りかかる。